- 2025/03/19
- 一部損
地震保険の”一部損”とは?知らないと損する保険金の仕組み
# 地震保険の”一部損”とは?知らないと損する保険金の仕組み
地震が起きた後、家が全壊とまではいかないけれど、ちょっと被害があった…そんな時に適用される「一部損」という地震保険の区分をご存知ですか?実は、この「一部損」の仕組みをきちんと理解していないと、受け取れるはずの保険金が減ってしまうかもしれません。
## 地震保険の支払基準って4段階あるの?
地震保険の支払基準は「全損」「大半損」「小半損」「一部損」の4段階に分かれています。それぞれの支払割合は以下のとおり:
– 全損:地震保険金額の100%
– 大半損:地震保険金額の60%
– 小半損:地震保険金額の30%
– 一部損:地震保険金額の5%
「え?一部損は5%しかもらえないの?」と思った方、そうなんです。でも、ここが重要なポイントなんです。
## 「一部損」はどんな状態?
一部損と認定されるのは、主に以下のような状態です:
1. 建物の主要構造部の損害額が建物の時価の3%以上20%未満
2. 建物の床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水
つまり、目に見える被害が少なくても、しっかり調査すれば一部損として認定される可能性があるんです。例えば、地震で壁にヒビが入った、屋根瓦が数枚落ちた、床がゆがんだ…といった状態でも一部損に該当することがあります。
## なぜ「一部損」を見逃してはいけないの?
「たった5%だし…」と思うかもしれませんが、例えば地震保険に2,000万円加入していれば、一部損でも100万円受け取れます。これは修繕費用としてはかなり助かる金額です。
また、保険会社の調査では見逃されることもあります。特に、目視だけでは分からない被害(基礎の微細なひび割れなど)は素人判断では難しいもの。
## 自分でできる被害チェックポイント
地震後、以下のポイントをチェックしてみましょう:
– ドアや窓の開閉がしにくくなった
– 床がきしむ、傾いている感じがする
– 壁や天井にひび割れが見られる
– 外壁にひび割れがある
– 屋根瓦がずれている、落ちている
– 基礎にひび割れがある
これらの症状があれば、専門家に相談する価値があります。
## 保険金請求のコツ
1. **すぐに写真を撮っておく**:被害状況は時間とともに変化することも。すぐに証拠を残しておきましょう。
2. **専門家のアドバイスを得る**:保険会社の調査だけでなく、必要に応じて建築士などの専門家に相談するのも一案です。
3. **修理前に保険会社に連絡**:先に修理してしまうと被害状況の証明が難しくなります。
4. **あきらめずに交渉する**:最初は「対象外」と言われても、根拠を示して交渉することで認められるケースもあります。
地震保険は火災保険とセットで加入するものですが、支払われる条件や金額は全く別物です。「何となく入っている」ではなく、きちんと内容を理解して、いざという時に適切に請求できるようにしておきましょう。
被害を受けた建物の修復費用は予想以上にかかることが多いです。「一部損」の5%も侮れない金額になることを覚えておいてください。地震大国日本では、いつ自分が当事者になるか分かりません。知識を持って備えることが大切です。


